CVC2本同時挿入のCLABSIリスクは1本の1.6倍
Comparison of Rates of Central Line-Associated Bloodstream Infections in Patients With 1 vs 2 Central Venous Catheters

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
JAMA Network Open
年月
March 2020
3
開始ページ
e200396

背景

中心静脈カテーテル(CVC)が2本の場合の中心ライン関連血流感染症(CLABSI)発生リスクは。Emory UniversityのFridkinらは、 2012年1月1日〜2017年12月31日の50,254名(4急性期病院)の患者を対象とする後向コホート研究をおこなった。

結論

計64,575本のCVCが使用され、647件のCLABSIが記録された。CVC 2本同時挿入の患者の1.9%がCLABSIを発症したのに対し、CVC 1本のみの患者での発症は1%であった(aRR:1.62)。

評価

「常識」とみられることだが、定量化は初めてである。性別・化学療法・栄養量等気になる因子に関してはすべて調整した、という。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies