ロンドン中心部プライマリケアで看護師主導のHIV検査
Evaluating the impact of post-trial implementation of RHIVA nurse-led HIV screening on HIV testing, diagnosis and earlier diagnosis in general practice in London, UK
背景
プライマリケアにおけるHIVの看護師主導の迅速ルーチン検査は早期診断に有効か。英国Queen Mary University of LondonのLeberら（RHIVA2）は、一般病院（GP）3コホート（試験介入［19GP］・実践介入［13GP］・対照［10GP］）を対象とする検証を行った。一次アウトカムは、診断率および診断時CD4値である（n=55,443）。
結論
実践介入により、検査率は85% 、診断率は34%、診断時平均CD4値は55%増加した。実践介入と試験介入の検査率・診断率・平均CD4値は類似的であった。看護師主導プライマリケアHIV検査は、診断・診断時CD4と正に相関した。
評価
看護師主導のルーチンHIV検査の有効性を初めてRCTで示した研究である。ロンドン中心部で有益であり、新規診断者のほとんどが、診断遅延リスクが最も高いグループ（異性愛者・黒人成人）であったという。
