看護師の救急レジデント評価は「女性は男性に劣る」
Exploring Gender Bias in Nursing Evaluations of Emergency Medicine Residents
背景
看護師によるレジデントの評価にジェンダーバイアスは存在するか。Indiana UniversityのBruckerらは、看護師による救急レジデント評価1,112件の男女差を比較した。評価に付されたコメントの主題を4つの主要カテゴリ(際立ち・能力・堅固性・対人)に分類し、評価は正・中立・負に分類した。
結論
1,112の評価の30%にコメントが付されていた。レジデントの能力・堅固性カテゴリにおいて、男女間の統計的有意差があった。能力に関するネガティブコメントは、女性レジデントに対し51%、男性レジデントに対し20%であり、堅固性に関するネガティブコメントは、女性57%、男性24%であった。
評価
看護師は、男性レジデントより女性レジデントの能力・労働倫理を低いと評価している、という衝撃的な報告である。指導医による救急レジデント評価の男女差を比較した研究では、同程度の能力を持って開始した女性が、レジデンシー終了時には全てのカテゴリで男性より低いスコアであったという(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28264090)。


