急性期ユニットにおける看護師主導の退院介入
Clinical impact of a comprehensive nurse-led discharge intervention on patients being discharged home from an acute medical unit: Randomised controlled trial
背景
急性期ユニット退院患者の早期再入院回避のためによい支援やアプローチは。デンマークAarhus UniversityのLisbyらは、2014〜2015年に34床の急性期ユニットから退院した18歳以上の入院患者200名を対象に、看護師主導の包括的な退院介入の臨床効果を検証するRCTをおこなった。一次アウトカムは、30日以内の再入院である。
結論
両群間に統計的有意差はなかった。
評価
急性期や救急における看護師主導の退院介入研究は高齢者を対象としたもの多く、この研究は18歳以上を対象とした数少ないRCTだが、提案された方法では効果はなかった。介入内容は、患者全身状態の評価、退院勧告の理解度の評価、個々の患者の健康リテラシーを対象とした簡単な退院通知、電話によるフォローアップであった。