言語的コミュニケーションが困難な患者への在宅医療
How language barriers influence provider workload for home health care professionals: A secondary analysis of interview data

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
International Journal of Nursing Studies
年月
November 2019
99
開始ページ
103394

背景

移民など言語的コミュニケーションが困難な患者(LEP)に対する在宅医療の作業負荷は。New York UniversityのSquiresらは、在宅医療提供者への半構造化インタビューをおこない、LEPの言語障壁が作業負荷へ及ぼす影響を分析した(n=35)。

結論

142件のインシデントがあった。LEPケアの作業時間は多いが、既存の通訳サービスは、在宅医療特有のケア環境に対応するようには設計されていない。在宅医療提供者は、LEPの英語レベルに基づいて作業パターンを変更しなければならなかった。

評価

2010年国勢調査時点でアメリカ世帯の20%が自宅で英語以外の言語を話していた。この論文は同国で重要となったLEPケアのアウトカム研究の二次分析で、アウトカムを左右する最大の問題が通訳者の質(医学知識不足)であることを示唆している。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies