小児がん女性サバイバーのストレスは卵巣機能を抑制する
Chronic Stress and Ovarian Function in Female Childhood Cancer Survivors

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
Oncology Nursing Forum
年月
May 2019
46
開始ページ
E75

背景

女性の小児がんサバイバー(CCS)は卵巣機能低下が懸念される。New York UniversityのHardyらは、CCS女性患者24名を対象として、知覚されたストレス、視床下部 - 下垂体 - 副腎(HPA)活性のバイオマーカー値、性腺刺激ホルモン値、抗ミュラー管ホルモン(AMH)値の関係を検討した。

結論

知覚されるストレスと卵巣機能との間には負の関連が、HPA活性と卵巣機能との間には正の関連があった。

評価

対照のない小規模研究だが、知覚されたストレスが、CCSの不妊リスクに寄与する変更可能な要因である可能性を示唆した。CCSの生殖機能障害リスク軽減に対する看護師の役割は大きい。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies