小児がん女性サバイバーのストレスは卵巣機能を抑制する
Chronic Stress and Ovarian Function in Female Childhood Cancer Survivors
背景
女性の小児がんサバイバー(CCS)は卵巣機能低下が懸念される。New York UniversityのHardyらは、CCS女性患者24名を対象として、知覚されたストレス、視床下部 - 下垂体 - 副腎(HPA)活性のバイオマーカー値、性腺刺激ホルモン値、抗ミュラー管ホルモン(AMH)値の関係を検討した。
結論
知覚されるストレスと卵巣機能との間には負の関連が、HPA活性と卵巣機能との間には正の関連があった。
評価
対照のない小規模研究だが、知覚されたストレスが、CCSの不妊リスクに寄与する変更可能な要因である可能性を示唆した。CCSの生殖機能障害リスク軽減に対する看護師の役割は大きい。