IBD患者のストレス軽減のためのACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)
Acceptance and Commitment Therapy Reduces Psychological Stress in Patients With Inflammatory Bowel Diseases
背景
炎症性腸疾患(IBD)患者のストレスは一般的だが、認知行動療法のひとつである「アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)」はストレス軽減に有効か。アイルランドSt Vincent’s University HospitalのMulcahyらは、休止期または安定した軽度活動期のIBD患者への、週90分8週間のACTプログラムの心理的ストレス軽減の効果を検討するRCTをおこなった(n=122、対照:通常ケア)。一次アウトカムはストレスレベルである。
結論
ACTの一次アウトカムの有効性が示された(8週間で39%、20週間で45%)。ACTは、ストレス・うつの軽減と関連していたが、不安との関連はみられなかった。ACT群ではQOLも改善した。
評価
ACTは、心理的柔軟性を高め、ストレスを軽減するため受容(acceptance)にマインドフルネスを加え、関与 (commitment)と行動変容戦略とを含む認知行動療法である。社会生活を送るIBD患者への看護面接でも有用かもしれない。


