終末期患者とその子供への支援

Health and social care professionals’ experiences of supporting parents and their dependent children during, and following, the death of a parent: A qualitative review and thematic synthesis

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背景

終末期患者とその子供への支援を行う専門家の経験は。英国University of SurreyのFranklinらは、終末期患者とその子供を支援する医療および社会福祉専門家（health and social care professionals: HSCP）の経験に関する1996〜2018年の文献報告の定性的レビューとテーマ・シンセシスを行った。

結論

15,758文献中15件が基準を満たした。(1) 家族中心のケアの提供、(2) HSCPの行動と感情、(3) 親と子供とのつながりの改善、という3つの中心的分析テーマが同定された。支援を妨げる障壁は、発達段階に応じたコミュニケーションやカウンセリング・スキルの不足、間違った言動により事態を悪化させるかもしれないという懸念などであった。患者の身体的ケアのみに焦点を当て、子供について親と話すことを避ける行動をとる（distancing behaviour）HSCPもいた。

評価

終末期患者の子供の支援に従事する専門家は、より多くの指導と訓練を必要としている、という結果である。スウェーデンなどでは、看護師による終末期患者ケアにその子供含むことが義務付けられているというが、そういった国はまだ少ない。