ICU看護師のストレスを軽減するマルチモーダルプログラム
Effects of a Multimodal Program Including Simulation on Job Strain Among Nurses Working in Intensive Care Units: A Randomized Clinical Trial
背景
ICU看護師は職業ストレッサーに曝されているが、ストレス軽減に有効な方法は。フランスHopital NordのEl Khamaliら(SISTRESSREA)は、6ヶ月以上のICU勤務経験を有する看護師を対象に5日間の教育・ロールプレイング・デブリーフィングを含むマルチモーダルプログラムのストレス軽減への効果をRCTで検討した(n=198)。一次アウトカムは、6ヶ月後のjob strain(職務ストレス)有病率であった。
結論
マルチモーダル介入の一次アウトカム有効性が示された(職務ストレス有病率:13% vs. 67%)。追跡期間中の常習的欠勤・ICU離職も介入群が低かった(各1% vs. 8%、4% vs. 8%)。
評価
著者らによって開発されたSimulation-based Education for Managing Stress in ICU Nurses(SISTRESSREA)プログラムは、インストラクターのもとに、看護理論の振り返り、シナリオに基づいたロールプレイングの後、デブリーフィング・セッションとディスカッションを行う。5日間の介入のコストは看護師1人あたり約2,000ユーロで、人員補充よりだいぶ安いという。


