IBD患者の生活は、疲れ・恐れ・秘密
Living with Inflammatory Bowel Disease: tired, fearful and keeping secrets
背景
潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患(IBD)患者は長期間病気と共存して生活しなければならない。英国University of OxfordのFourieらは、IBD患者の生活の質に関する2000〜2017年705文献の定性的システマティックレビューを行なった。
結論
23研究がレビュー可能な質であった。IBD患者の生活に支配的であったのは、疲労、 将来への不安と不確実性、および医療専門家からの情報不足であった。患者らは、世間の認識欠如を理由に、自身の病気を隠していた。
評価
患者の年齢にかかわらず病気を知られることを避けるということも示唆された。社会の認識欠如は、患者が直面する日常経験の重要要素になっている(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27446878)。