小児一般病棟の夜間騒音レベルは推奨最大値を超えている
Sleep quality and noise: comparisons between hospital and home settings

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
Archives of Disease in Childhood
年月
July 2018
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開始ページ
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背景

夜間の小児がん病棟やPICUの騒音レベルが高いことが示されているが、小児一般病棟ではどうか。英国University of SouthamptonのHillらは、小児一般病棟と家庭の寝室で騒音レベルを測定し、睡眠の質を比較検証した(3〜16歳の子供40名と母親16名)。

結論

平均騒音レベル(dBA)は、家庭34.7、病棟48.24、オープンベイの病床では50.35であった。家庭と比較して病棟では、子供たちは平均62.9分、親は72.8分、夜間の睡眠時間が短縮していた。家庭にくらべ病棟で睡眠の質は悪く、平均睡眠効率は、子供は77.0% vs 83.2%、親は77.1% vs 88.9% であった。

評価

WHOが推奨する睡眠時の騒音レベルは、基本30dB、最大値は40dBで、小児一般病棟でも推奨を大幅に超えていた。著者らは、「unnecessary noise is the cruellest absence of care」という1859のナイチンゲールの言葉を引用し、子供と両親の睡眠を促進する介入を評価すべき、といっている。また、著者らはSleep for Health in Hospital (SHH) (https://www.piernetwork.org/shh.html)という、夜間の子供の睡眠を支援するためのマルチモーダルプログラムを展開している。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

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