がん疼痛管理:エジンバラチャート使用で痛みが改善
Pain Management in Cancer Center Inpatients: A Cluster Randomized Trial to Evaluate a Systematic Integrated Approach--The Edinburgh Pain Assessment and Management Tool
背景
がん疼痛マネジメントのためのツールの開発では、患者の痛みそのものを改善するかどうかを評価することが重要である。英国University of EdinburghのFallonらは、ベッドサイド疼痛評価・管理ツールEdinburgh Pain Assessment and management Tool(EPAT)を開発し、同国18施設において通常ケアと比較する並行群間クラスターRCTを行った(n=1,795)。一次アウトカムは、入院後3〜5日における最悪の痛みからの臨床的に有意な改善(2点以上)であり(簡易疼痛質問表[Brief Pain Inventory Short Form]を使用)、二次アウトカムは、鎮痛薬処方の質とオピオイド関連副作用である。
結論
EPAT群で臨床的に有意な痛みの改善が認められた参加者の割合が47.7%から54.1%に増加したのに対し、通常ケア群では50.6%から46.4%に減少した。調整絶対差は15.4%であった。EPAT群は、処方実践および簡易疼痛質問表疼痛評価においても有意な改善を示したが、疼痛・苦痛アウトカムおよびオピオイド副作用には群間差はなかった。
評価
EPATは、体温・血圧などの測定時にスタッフが記録し、痛みの特定・評価・緩和のために利用する、色分けベッドサイドチャートである。痛みが相当だと黄色、ひどいと赤、と直感的である。


