ゾレドロン酸の骨折予防効果は3年を超えて強まる
Decreased nonvertebral fracture incidence with zoledronate use for >3 years: post hoc analysis of a Randomized Controlled Trial
背景
骨粗鬆症治療薬の骨折予防効果は主に3年以内で評価されており、長期治療で効果がどう変化するかは十分に分かっていない。
ニュージーランドUniversity of AucklandのReidらは、65歳超の骨減少症女性2,000名を対象とした6年間のAuckland zoledronate RCTについて、前半3年と後半3年の骨折予防効果を事後解析した。主要解析対象は、非椎体骨折の発生率である。
結論
非椎体骨折の率比は1〜3年で0.83だったのに対し、4〜6年では0.40となった。総脆弱性骨折でも率比は0.76から0.39へ低下した。ゾレドロン酸の非椎体骨折予防効果は、治療開始3年以降に大きくなる可能性がある。
評価
骨粗鬆症薬の長期効果という重要な臨床問題に、6年間のプラセボ対照RCTデータで答えた興味深い研究で、ゾレドロン酸の長期投与のメリットを初めて明確に示した。脱落・追跡不能が3.6%と少なく、通常の非盲検延長試験より長期効果を比較しやすい点が強みである。一方、事後解析であり、新たなRCTの主要評価項目ではないため最終結論とはいえない。現在もゾレドロン酸は一定期間後の骨折リスク再評価が推奨されており、本結果は一律の長期投与の推奨というより、長期治療の利益を再検討する重要な根拠と位置づけるのが妥当である。


