SLEに新規CD40L阻害薬dapirolizumab pegol登場:PHOENYCS GO第3相試験
Efficacy and safety of the CD40 ligand inhibitor dapirolizumab pegol in systemic lupus erythematosus (PHOENYCS GO): a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial
背景
全身性エリテマトーデス(SLE)では標準治療下でも疾患活動性が持続する患者が多く、新規免疫標的が必要である。
アメリカDuke UniversityのClowseら(PHOENYCS GO)は、中等〜重症の活動性SLE患者321名を対象に、CD40L阻害薬dapirolizumab pegol+標準治療とプラセボ+標準治療を比較する第3相RCTを行った。一次エンドポイントは、48週時のBICLA反応である。
結論
Dapirolizumab pegolの一次エンドポイント効果を認めた:50% vs. 35%(絶対差14.6ポイント)。重篤な治療関連有害事象は10% vs. 15%、重篤感染は4% vs. 6%であった。
評価
CD40-CD40L経路はSLEで長く注目されているが、過去の開発では安全性が障壁となっていた。本研究は、UCBとBiogenがPEG化Fcフリーのdapirolizumab pegolを創薬して、第3相で有効性・安全性を示したものである。Lancet Editorialも新規機序薬として高く評価している。最終承認は、進行中の並行第3相試験PHOENYCS FLYによる再現性と長期安全性の確認を待つことになる。


