座りっぱなし対策、ベストは1時間ごと5分間歩行
Evaluating movement breaks as a public health strategy to mitigate the harms of prolonged sitting: a large-scale pragmatic intervention

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
British Journal of Sports Medicine
年月
August 2026
巻
60
開始ページ
1208

背景

長時間の座位を中断する短時間歩行は有望だが、日常生活で実行可能な頻度は。
アメリカColumbia University Medical CenterのDiazらは、成人19,342名を対象に、30・60・120分ごとの5分歩行を選択する大規模プラグマティック介入を行った。一次評価項目は、実行可能性・受容性・適切性・疲労・感情状態の変化である。

結論

全3頻度で実装指標は基準値を上回り、疲労・否定的感情は減少、肯定的感情は増加した。疲労の変化は30分ごと−1.55、60分ごと−1.41、120分ごと−1.19で、30・60分群は臨床的に意味のある差の基準を超えた。実行可能性は低頻度ほど高く、1時間ごとの5分歩行が効果と実行性の最良のバランスを示した。

評価

ラボで示されてきた「座位をこまめに中断する」効果を、2万人という大規模日常環境で検証した重要な発展研究である。先行メタアナリシス(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39630056/)では30分以内の高頻度中断が血糖改善に有利とされたが、本研究は実行可能性まで含めると1時間ごとが現実的な候補と示した。一方、頻度は無作為割付ではなく自己選択で、介入開始は登録者の59.4%、実際の30分群の遵守率も低く、アウトカムは主に自己申告である。したがって、1時間ごとの歩行を確定的な公衆衛生推奨とする段階ではない。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス)

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy