アミロイドPETの判定Centiloid陽性閾値を確定:Meta-Centiloid研究
Amyloid PET Quantitation and Centiloid Thresholds in the Diagnosis of Alzheimer Disease: An Individual Participant Data Meta-Analysis
背景
アミロイドPETのCentiloid(CL)値は標準化が進む一方、陽性判定の閾値は一定していない。
アメリカUniversity of California, San FranciscoのBlazhenetsら(Meta-Centiloid)は、15ヵ国53研究49,227名の個人データを統合したメタアナリシスを行った。主要評価はガウス混合モデル(GMM: Gaussian mixture model)および視覚判定との一致に基づくアミロイドPET陽性CL閾値である。
結論
GMMによる陽性閾値は18 CL、視覚判定との一致では27 CLであった。二重閾値では11 CL未満を陰性、26 CL超を陽性と90%以上の確率で判定でき、11〜26 CLは慎重な解釈を要する中間域となった。
評価
49,227名の個人データを統合し、CL判定に実用的な基準を示した重要なメタアナリシスである。JAMA Editorialは「これまでで最も頑健な閾値評価」と位置づけ、従来の専門家推奨(<10陰性、>30陽性)を実証的に支持すると評価した。一方、研究間異質性は大きく、CL単独ではなく視覚判定を併用し、11〜26 CLでは追加バイオマーカーも考慮する枠組みが妥当である。著者らもDiscussionで、53研究中51研究でCL値が二峰性を示し、単一閾値には研究間の大きなばらつきが残るため、11〜26 CLを中間域として扱い、自動定量だけで診断を決めるべきではないとしている。


