大腿骨頸部骨折に対するデュアルモビリティTHRの有益性にレベル1エビデンス:DUALITY試験
Dual mobility versus standard cups in total hip replacement for displaced femoral neck fractures (Duality): an international, multicentre, randomised, controlled, superiority trial

カテゴリー
整形外科・理学療法、Top Journal
ジャーナル名
The Lancet
年月
July 2026
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開始ページ
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背景

大腿骨頸部骨折に対する全人工股関節置換術(THR)において、術後の脱臼は最も頻度の高い早期外科的合併症である。
スウェーデンUppsala UniversityのHailerら(DUALITY)は、65歳以上の移転型大腿骨頸部骨折患者1,600名を対象に、関節の安定性を高める目的で開発されたデュアルモビリティ(DM)-THRの有効性と安全性を検証するRCTを実施した(対照: 標準THR)。
一次アウトカムは、1年以内に閉鎖整復または開放手術で治療された対象関節の脱臼であった。

結論

DM-THRの一次アウトカム有効性を認めた:1.3%  vs. 4.2%(調整HR: 0.27)。脱臼・人工関節感染・再手術を含む外科的合併症全体の発生率もDM-THR群で低かった。

評価

このテーマに関する最大のRCTで、DM-THRの有益性にレベル1エビデンスをもたらした。インプラント自体の費用は標準THRの約2倍であるものの、総合的な費用対効果に優れる可能性が示唆される。一方、本試験は追跡期間が短く、ポリエチレン摩耗による骨溶解やインプラントの緩みといった遠隔インパクトが不明である。現在、長期延長追跡が計画されている。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy