テリタシセプトはIgA腎症に有効・安全:TELIGAN第3相試験中間解析
Telitacicept for IgA Nephropathy−Interim Analysis of a Phase 3 Trial

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
May 2026
394
開始ページ
1916

背景

IgA腎症の病態にはB細胞活性化因子(BAFF)および増殖誘導リガンド(APRIL)が深く関与している。
中国Peking UniversityのZhangら(TELIGAN)は、中国72施設において、適切な支持療法を行っても持続的な蛋白尿(1日1.0 g以上)を有する成人IgA腎症患者318名を対象に、BAFF・APRILの二重標的化薬テリタシセプトの有効性・安全性を検証する第3相RCT(対照:プラセボ)の中間解析を報告した。
>一次アウトカムは、ベースラインに対する、39週時点での24時間尿蛋白・クレアチニン比の幾何平均比であった。

結論

テリタシセプトの一次アウトカム有効性を認めた:−58.9% vs. −8.8%。さらに、ベースラインからのeGFR変化率は実薬群で−1.0%と安定していたのに対し、プラセボ群では−7.7%と低下しており、eGFRが30%以上低下した患者の割合も実薬群6.3%、プラセボ群27.0%であった。有害事象発現率は実薬群でやや高かったが、重篤有害事象は実薬群が低かった。

評価

同薬はすでにSLE・RAで承認されている他、ループス腎炎・全身型重症筋無力症でも有望であり、ここでの報告は、同薬をB細胞駆動型疾患の代表薬として確立するものである。ただし、対象患者は中国人に限定されており、未だ長期効果は確認されていない。進行中の104週までのステージB(eGFR勾配の検証)の結果が待たれる。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell