妊娠合併症リスクを減らすためには、「座る時間をこまめに減らし、1日6,000〜8,000歩は歩く」
Adverse Pregnancy Outcomes and Sedentary Behavior, Light-Intensity Physical Activity, and Daily Steps

カテゴリー
整形外科・理学療法、Top Journal
ジャーナル名
The Journal of the American Medical Association
年月
May 2026
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開始ページ
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背景

妊婦の妊娠高血圧腎症などの妊娠合併症リスクを減らすために、中強度以上の身体活動が推奨されているが、座位時間の短縮や軽強度の活動の影響は。
アメリカWest Virginia UniversityのGibbsらは、同国3施設における妊婦470名を対象としたコホート研究(Pregnancy 24/7)のデータを解析し、座位時間・軽強度身体活動・1日歩数と妊娠合併症リスクとの関連を推定した。

結論

全妊娠期間を通じて座位時間が長い群(約10時間/日以上)は、短い群(約7時間/日)に比べ妊娠合併症リスクが2.22倍高かった。一方で、軽強度身体活動が非常に多い群は少ない群に比べリスクが0.52倍に半減し、1日歩数が多い群(中・高歩数群)も低歩数群に比べリスクが有意に低下した。これらの関連は、中強度以上の身体活動や妊娠前の体格指数(BMI)を調整しても同様に認められた。

評価

大腿部装着型加速度計を用いて座位と立位LPAを厳密に区別し、全三半期を通じて前向測定した客観指標研究である。スウェーデンの先行コホート研究(n=1405)でも座位時間の長さと子癇前症のオッズ上昇(3.22倍)が指摘されており(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41083554/)、本結果はその知見をより精確に確認・強化した。
妊婦の4分の3が活動ガイドラインを満たせていない現状において、「座る時間をこまめに減らし、1日6,000〜8,000歩は歩く」という実行しやすいアプローチが妊娠合併症リスク低下の本格戦略となり得ることを強調した。ただし、対象者の87.7%が白人である、観察である、妊娠糖尿病や早産単独での検証には症例数が不十分、等の限界がある。介入試験による検証が待たれる。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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Physical Therapy