フレマネズマブは小児・思春期の反復性片頭痛にも有効・安全
Fremanezumab in Children and Adolescents with Episodic Migraine

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
January 2026
巻
394
開始ページ
243

背景

成人片頭痛に抗CGRPモノクローナル抗体製剤フレマネズマブが承認されているが、小児に対しては。
アメリカCincinnati Children’s Hospital Medical CenterのHersheyらは、6〜17歳の反復性片頭痛患者237名を対象に、フレマネズマブの有効性・安全性を検証する3ヵ月間のRCTを行った(対照:プラセボ)。
一次エンドポイントは、月間片頭痛日数のベースラインからの変化であった。

結論

フレマネズマブの一次エンドポイント効果を認めた:月間片頭痛日数2.5日減少 vs. 1.4日減少(プラセボ)。また、月間片頭痛日数が50%以上減少した患者の割合は、フレマネズマブ群で47.2%に達した(プラセボ群 27.0%)。最も高頻度の有害事象は、注射部位の紅斑(9.8%)であった。

評価

成人で確立されたフレマネズマブの片頭痛予防効果が、小児・思春期集団においても同様に発揮されることを示した。著者らは、小児でのこの種の臨床試験で課題となる「高いプラセボ効果」を、専門的対策により低く抑えられた点を強調している。臨床的には、既存の予防薬(トピラマート等)に比べ、特に認知機能に関わる副作用が少ない点が特筆される。すでに昨年FDA承認されており、今後は、慢性片頭痛を対象とした試験や、長期的安全性を確認する追跡調査の結果が期待される。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス)

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell