PegcetacoplanをC3腎症・MPGNに使う:VALIANT試験
Trial of Pegcetacoplan in C3 Glomerulopathy and Immune-Complex MPGN
背景
C3腎症(C3G)・一次性免疫複合体型膜性増殖性糸球体腎炎(MPGN)は、C3補体沈着から不可逆的腎障害に至る腎疾患だが、C3・C3b阻害薬pegcetacoplanは、有効・安全か。
アメリカUniversity of IowaのNesterら(VALIANT)は、C3G・一次性免疫複合体型MPGNの思春期児・成人124名を対象に、これを検証する第3相試験RCTを行った(対照:プラセボ)。
一次エンドポイントは、26週時点での尿蛋白/クレアチニン比のベースライン値対数比であった。
結論
Pegcetacoplanの一次エンドポイント効果を認めた:相対減少率68.1%。複合腎エンドポイント(eGFR安定化と尿蛋白/クレアチニン比50%減少)達成率も有意に高かった(49% vs. 3%)。重篤感染症の増加も移植腎の拒絶もなかった。
評価
同薬はすでに発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)に対して承認・使用されており、MPGN病態の根本である補体活性化を中枢で阻止する。ここでの一次エンドポイント効果は、イプタコパン(補体B因子阻害薬)の35〜37%減少を上回り、また、より下流のC5阻害薬が限定的な効果しか示さなかった結果とも対照的である。重要なブレークスルーであり、承認は確実である。


