睡眠不足のレクリエーションランナーは傷害リスクが1.78倍
Sleep Matters: Profiling Sleep Patterns to Predict Sports Injuries in Recreational Runners
背景
ランニング傷害には複数のリスク要因が特定されており、睡眠も重要因子として浮上している。
オランダEindhoven University of Technologyのde Jongeらは、ランナー425名の横断調査データを潜在プロファイル分析(latent profile analysis: LPA)で分析し、睡眠プロファイルと自己申告によるスポーツ傷害の関連を解析した。
結論
安定(Steady Sleepers)・不良(Poor Sleepers)・効率的(Efficient Sleepers)・不規則(Fragmented Sleepers)の4つの睡眠プロファイルが特定され、そのうち不良睡眠者は安定睡眠者より傷害を報告する可能性が1.78倍高く、傷害確率68%であった。その他のプロファイルでは有意差はなかった。
評価
スポーツ選手や軍人において重要なテーマで、「身体・精神パフォーマンスを上げるには睡眠時間を増やすか昼寝が効果的」と最もな結論を導いたレビューもあるが(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10354314/)、レクリエーションランナーを対象としての調査は少ない。常識的な結論を再確認したが、最近の運動研究ではウェアラブルデバイスを使った客観研究が多く、自己申告ベースのこの研究には、限界が多い。


