鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎に新規IL-4Rαモノクローナル抗体薬stapokibart登場:CROWNS-2試験
Stapokibart for Severe Uncontrolled Chronic Rhinosinusitis With Nasal Polyps: The CROWNS-2 Randomized Clinical Trial
背景
鼻茸を伴う重度でコントロール不良の慢性副鼻腔炎(CRSwNP)患者に対する新規抗IL-4Rαモノクローナル抗体薬stapokibartの有効性と安全性は。
中国Capital Medical UniversityのShenらは、同国51施設の179名の患者に対し、stapokibartの有効性・安全性を評価する第3相RCTを行った。モメタゾンフランカルボン酸エステル開始から4週間後、2週間ごとにstapokibartまたはプラセボを24週間皮下投与した。その後、両群ともstapokibartを28週間投与した。
一次アウトカムは、ベースラインから24週までの鼻茸スコア(臨床的意義のある変化[MCT]≧1ポイント)および鼻閉スコア(MCT≧0.5ポイント)の変化であった。
結論
Stapokibartの一次アウトカム効果を認めた[24週時点で、鼻茸(ー2.6ポイント vs. ー0.3ポイント)・お鼻閉(ー1.2ポイント vs. ー0.5ポイント)が有意に改善した]。副作用は関節痛(7.8% vs. 0%)・高尿酸血症(5.6% vs. 1.1%)がプラセボ群より高頻度で報告されたが、重篤有害事象は稀であった。
評価
中国KeymedBiosciencesの創薬である。抗IL-4Rαモノクローナル抗体薬ではdupilumab(Regeneron/Sanofi)が先行しているが、stapokibartは、季節性アレルギー性鼻炎で有効性を示しており(https://www.nature.com/articles/s41591-025-03651-5.pdf)、東アジアに限定されない競争エッジをもつ可能性もある。


