IgA腎症患者に対する選択的エンドセリンタイプA受容体拮抗薬atrasentan:ALIGN中間解析
Atrasentan in Patients with IgA Nephropathy
背景
IgA腎症患者への選択的エンドセリンタイプA受容体拮抗薬atrasentanの有効性と安全性は。
オランダUniversity Medical Center GroningenのHeerspinkら(ALIGN)は、IgA腎症とタンパク尿が確認された患者340名を対象として、これを検証する第3相RCTを行った(対照:プラセボ)。
一次アウトカムは、ベースライン後36週までの24時間蛋白尿の変化(24時間蓄尿による尿中蛋白/クレアチニン比[UPCR])である。
結論
Atrasentanの一次アウトカム効果を認めた(−38.1% vs. −3.1%)。有害事象発現率に群間差はなかった。体液貯留は、atrasentan群の11.2%、プラセボ群の8.2%で報告されたが、試験レジメンの中止には至らなかった。心不全や重度の浮腫の明らかな症例は発生しなかった。
評価
NEJMは、経口補体第二経路B因子阻害薬Iptacopanの有効性を示したAPPLAUSE-IgAN試験の結果を併載している(https://doi.org/10.1056/NEJMoa2410316)。
両試験の成功により、IgA腎症へのオプションは広がることになるが、両試験とも有効性評価にUPCR変化という代理エンドポイントが使用されており、迅速承認後の腎機能データによる有効性の確定が必要である。


