ダイアテックカンパニー、VNGおよび vHITを1台へ統合した、眼球運動検査装置「VisualEyes 3.0(第3世代)」を 5月16日に発売

〜包括的なめまい診断のソリューション提供 〜

ダイアテックカンパニー
2022年5月16日

デンマーク、ドイツやアメリカより世界のリーディングブランドの聴覚検査機器を輸入・販売するダイアテックカンパニー(プレジデント:木下 聡、本社:神奈川県川崎市)は、めまい診断のためのめまい平衡機能の評価が可能なVNG(ビデオ式眼振計測装置)とvHIT(眼球運動検査装置)のインターフェースが統合された「VisualEyes 3.0(第3世代)」を2022年5月16日(月)に発売いたします。この統合により、めまいの原因が末梢前庭系疾患または中枢神経系疾患かをより簡単に効率よく評価いただけるようになりました。
製品ページ: https://www.diatec-diagnostics.jp/visualeyes


VisualEyes 515/525 / VisualEyes EyeSeeCam vHIT


近年において、年々高齢者が増え、それに伴いめまい患者も増加傾向にあります※1。その中で数年前に新しいvHIT検査機器も市場に導入され、簡単にめまい診断を行えるようになってきました。しかし、患者数が増加するにつれて更に効率よく、詳細にめまいの診断を行っていく需要が高まっています。めまい症状はふらつきや転倒など引き起こし、生活に支障をきたすことが多いため、めまい診断を行い適切な治療やリハビリテーションを実施することが重要です。そうすることにより通常の日常生活が行えるようになり、結果的にそれが生活の質(QOL)の向上にも繋がります。

VisualEyes 3.0は従来のVisualEyes 515/525の第3世代と呼ばれる製品で、これまでのVNG(ビデオ式眼振計測装置)の検査に加えて、vHIT(眼球運動検査装置)も統合して使用できるように改良されたため、より効率的にめまい平衡機能検査を実施いただけるようになりました。また、新しい解析方法や検査項目が追加されたことにより、より詳細な評価が可能です。さらに、前庭リハビリテーションに活用できる機能もオプションで追加いただけるので、評価後の訓練にも役立ちます。VNGは単眼・両眼の両方が検査できるため、柔軟に対応できます。さらに、vHIT用ゴーグルでも単眼での眼球運動検査を実施いただけるようになりました。

■VisualEyes 3.0の主な特長
1. VNGとvHITのインターフェースを1つに統合
・従来のVNG製品「VisualEyes 515/525」および、vHIT製品「EyeSeeCam vHIT」のインターフェースを統合して、省スペース化を実現し、1台で効率よく両検査を実施できます。
・従来品のVNG製品、vHIT製品をアップグレードすることも可能です。

2. 新しい解析方法と検査の追加でより詳細に評価
・眼振の水平と垂直の成分に加えて、回旋成分も解析できるようになりました。
・眼球反対回旋検査(OCR)やSaccadometryなどの新しい検査項目が追加されました。

3. VORTEQ モジュール2種類(オプション)
・IMUセンサーを用いた2種類のVORTEQモジュールをオプションで提供します。
・VORTEQ診断用モジュールでは、「Active Head Rotation (AHR)」およびVNGゴーグルを使用した「VORTEQ vHIT」を実施いただけます。
・VORTEQ評価用モジュールでは、前庭リハビリテーションに活用できる「Dynamic Visual Acuity (DVA)」、BPPV評価に有用な「頭位変換眼振検査(詳細)(Advanced Dix Hallpike)」と「Lateral Head Roll(LHR)」を実施いただけます。

4. 両眼検査が可能
・サイドマウント式のVNGゴーグルでは、従来品と同様にカメラを2台購入いただくことで両眼検査が可能です。
・中枢性の眼振を評価いただく場合に有用です。

5. vHIT用ゴーグルによる眼球運動検査(VOG)の実施
・第3世代のVisualEyes 515/525では、vHIT用ゴーグルで単眼による眼球運動検査を実施いただけます。
・実施可能な検査は、注視眼振検査、追跡眼球運動検査(ETT)、急速眼球運動検査(サッケード)、視運動性眼振検査(OKN)の4種類です。

ダイアテックカンパニーのプレジデント木下 聡は次のように述べています。
「インターアコースティクス社は聴覚分野で世界におけるリーディングカンパニーであり、近年はめまいについての最先端ソリューションの提供にも注力しています。同じデマント社グループの一員である我々が日本国内でめまいに苦しんでいる患者様に対して新しいソリューションや治療、リハビリテーションプログラムの提供を通して少しでも貢献できれば嬉しく思います。」

■製品概要
販売名 :VNG ビデオ式眼振計測装置
医療機器認証番号 :225AKBZX00031000
販売価格 :単眼 5,800,000円(税別) / 両眼 6,200,000円(税別)
寸法 :302 x 216 x 131 mm
重量 :単眼 240g(カバー込み320g) / 両眼 305g(カバー込み385g)

販売名 :EyeSeeCam vHIT用眼球運動計測装置
医療機器認証番号 :228AKBZX00108000
販売価格 :2,800,000円(税別)
寸法 :52.6 x 140.9mm
重量 :40g(ゴーグル) / 32g (カメラ)

※1 市村 彰英(2015). 耳鼻咽喉科診療所におけるめまい症例の検討 Equilibrium Res, Vol. 74 (4), 274〜281

■ダイアテックカンパニーについて
ダイアテックカンパニーはデンマークのデマント社の傘下にあり、世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であるオーティコン社日本法人の医用機器事業部門として2013年に設立されました。インターアコースティクス社(デンマーク)、メイコ社(ドイツ)およびメドレックス社(アメリカ)の聴覚検査装置および補聴器関連機器の輸入販売および保守サービスの提供を行っています(https://www.diatec-diagnostics.jp/)。『学術研究への貢献』、『医療現場への貢献』、『聴覚補償への貢献』という三つの理念の基、聴覚検査装置および補聴器関連機器を通じて『耳』、『聞こえ』に関わるさまざまな方々へ世界の先端学術研究の知見を基に、欧米の国際規格に準じた製品をいち早く日本のお客様にご紹介し、最適なソリューションを提供することを使命としています。

■デマントグループについて
デマントは世界をリードする聴覚ヘルスケアグループであり、聞こえに悩む人々が周りの世界とつながることをサポートするソリューションやサービスを提供しています。1世紀以上前から、先進的なテクノロジーの開発、人々の聴覚と健康の改善において重要な役割を果たしてきました。補聴器、人工内耳、聴覚検査装置、オーディオソリューション、および聴覚ケアのあらゆる面において世界約130ヵ国以上で製品やサービスを提供し、これらの活動に積極的に取り組んでいます。 また、昨今成長している、ゲームやオフィスコミュニケーション用のインテリジェントオーディオソリューション事業もグループ内で重要な位置を占めています。2019年には、ロイヤル フィリップス社とブランド使用におけるライセンス契約を締結し、フィリップスブランドの補聴器を製造・販売しています。全デマントグループ約15,000人の従業員と共に人々の聞こえと健康の改善に努め、人生に変化をもたらす革新的なテクノロジーとノウハウの開発をおこなっています。*詳細はこちらをご覧ください:https://www.demant.com/

【お問い合わせ先】
デマント・ジャパン株式会社 ダイアテックカンパニー
担当 :水谷(マーケティングコミュニケーション) 榮田(プロダクトマネージャー)
TEL :044-543-0630
E-mail :info@diatecjapan.com

企業サイトURL
https://www.diatec-diagnostics.jp/
ニュース・プレスリリース
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