バイオトロニックジャパン株式会社は 2015年5月より、特定の条件下における全身のMRI検査が可能な条件付きMRI対応植込み型除細動器「イフォリア 7 ICD ProMRI」を販売開始いたしました。

バイオトロニックジャパン株式会社
2015年5月1日

報道関係各位

バイオトロニックジャパン株式会社

全身のMRI検査が可能な条件付きMRI対応植込み型除細動器(ICD)を発売


バイオトロニックジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ジェフリー・アニス)は2015年5月より、特定の条件下における全身のMRI検査が可能な条件付きMRI対応植込み型除細動器「イフォリア7 ICD ProMRI」を販売開始いたしました。

人口100万人あたりのMR装置普及台数が世界第一位*の日本において、MRI検査は非常に身近で、リスクの低い検査として知られています。近年、条件付きMRI対応のCIEDs(心臓血管植込み型電子デバイス)は、世界的に新規植込み手術における機種選定のゴールドスタンダードになりつつあります。2013年10月、日本で初めて使用可能となった条件付きMRI対応植込み型除細動器「イレスト7 ICD Pro」では、MRI検査において撮像領域に制限がありました。この度発売となった「イフォリア7 ICD ProMRI」は、撮像領域に制限のない、全身撮像可能な条件付きMRI対応植込み型除細動器です。MRI検査のニーズが高い頭部、脊椎領域はもとより、胸部や腹部など幅広くMRI検査に対応することが可能です。この度の製品発売について、桜橋渡辺病院循環器内科の井上耕一医師は「従来の条件付きMRI対応植込み型除細動器は、撮像領域に制限があるなど、MRI撮像条件に煩雑な面があることを否めなかった。この度バイオトロニック社より発売される条件付きMRI対応植込み型除細動器は、撮像領域に制限がなく、煩雑であったMRI撮像条件面が改善されている。このように様々なCIEDsがMRI検査に対応し、その撮像条件が緩和されていくことは非常に喜ばしいことである。」と述べていらっしゃいます。

また「イフォリア7 ICDProMRI」には、全自動且つワイヤレスの遠隔モニタリング(BIOTRONIK Home Monitoring®)機能が搭載されています。BIOTRONIK HomeMonitoring®は、患者様に植込まれたデバイスから、ICDシステムの状態や不整脈をはじめとする生体情報を毎日、サーバーに送信するシステムです。医療関係者はこれらの情報をPC等からインターネットを介して遠隔で確認することができ、患者様の不安を軽減できる可能性と、更には無症候性心房細動などの早期発見、および早期治療介入を実現できる可能性があります。

*OECD Health Statistics 2013

■BIOTRONIK社について
バイオトロニック社は世界を代表する心臓血管関連の医療機器製造業者の1つで、ドイツのベルリン本社をはじめとして全世界に5,600人以上の従業員を抱え、100を超える国と地域で事業展開し、数百万個の機器の植込み実績を誇っています。1963年にドイツ初の植込み型心臓ペースメーカを開発して以来、BIOTRONIKは、市場にいくつものイノベーションを発表してきました。その代表的なものとして、2000年に米国で導入された世界初の心臓植込み型デバイスの遠隔モニタリングシステムであるBIOTRONIK Home Monitoring®や、2012年に欧州で認可された世界初の条件付きMRI対応植込み型除細動器および同両室ペーシング機能付き植込み型除細動器などがあります。

■バイオトロニックジャパン株式会社について
バイオトロニックジャパン株式会社は、ドイツ・BIOTRONIK社の心疾患治療技術をいち早く日本に導入するため、2003年10月に日本ビオトロニック株式会社として設立された日本法人です。2005年9月にバイオトロニックジャパン株式会社と改名しました。ドイツ企業特有の技術力と製品開発力、医師、コメディカルおよび患者さんのニーズを素早く反映するスピードを活かし、今後も日本における先端技術のイノベーションを目指して活動しています。http://www.biotronik.jp

【お問い合わせ先】
(本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先)
バイオトロニックジャパン株式会社
マーケティング部プロダクトマネージャー
佐藤英生
Tel: 03-3473-7476
E-mail: eisei.sato@biotronik.com

企業サイトURL
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