膜型血漿分離器「エバキュアープラス」医療機器製造販売承認を取得

各位

川澄化学工業株式会社(本社：東京都港区、社長：川野幸博)は、膜型血漿分離器「エバキュアープラス」につきまして、平成27年1月21日付にて厚生労働省より医療機器製造販売承認(承認番号：22700BZX00010000)を取得しましたので、お知らせいたします。

■「エバキュアープラス」の特長
「エバキュアープラス」は血液を体から取り出し、血液中の病因物質を除去して体に戻す"血漿交換療法"に用いられる医療機器です。


通常、膜型血漿分離器を用いた血漿交換療法では血液を血球成分と血漿成分に分離し、病因物質を含む血漿成分をすべて廃棄するため、代わりに廃棄分と同量の新鮮凍結血漿(FFP)の投与が必要となります。それに対し、「エバキュアープラス」は、凝固因子やアルブミンなどの大分子量物質を患者さんに戻しつつ、小・中分子量物質を含む血漿成分の分離、除去が可能です。このため、血液の凝固や免疫に必要な物質を患者さんに保持しながら、病因物質を除去することができます。また、FFPの投与量も節約することができ、輸血による感染リスクやコストも抑えられます。さらに本製品では、これまでの膜型血漿分離器の使用方法に加え、必要に応じて中空糸の外側に透析液等の灌流液を循環させることも可能です。

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