バルコが世界初のインテリジェント手術室向け、非圧縮IPビデオソリューションNexxisを発表

バルコ株式会社
2012年1月16日

「外科手術と血管内治療との複合的な手術の増加により、最新のインテリジェント手術室・ハイブリッド手術室には、全ての手術用機器を統合し、外科医、技術者、他の医療スタッフとの業務を最適化する先進の技術が求められています。外科的手術は、今後10年間で約47%増加すると予測されていますので、ワークフローを改善するシステムを手術医は必要としています。」とバルコ サージカル画像 ストラテジック・マーケティング バイスプレジデント ヨハン・ストックマンは説明しています。

「Nexxisで、バルコは世界初の非圧縮ビデオ、グラフィック、オーディオ、コンピュータデータを、延ゼロで配信するIPセントリックソリューショを発表します。Nexxisはさまざまな技術を統合することで、各機器の集中制御を可能にし、より柔軟な手術環境を提供することで、手術室内・外のスタッフ間のより良いコミュニケーションと共同作業を可能にします。」とストックマンは結んでいます。

■IPベースの統合とコラボレーション

今日の手術室では、"統合"がワークフロー効率化の鍵となっています。ほとんどの手術室では、内視鏡カメラ、コンピューター、スキャナー、外科用ディスプレイ等の機器の接続に、AV用のシステムを使用していますが、Nexxisは外科用機器を統合する広帯域10Gbps IP (Internet Protocol) networkを使用しています。この統合型デジタルIPネットワークによる方式では、拡張用接続ケーブルや複雑なシステム構築が不要になります。Nexxisでは機器の接続・動作が自在に行え、手術室で要求される、様々な画像表示の変更要求に対応する柔軟性を提供します。

さらにNexxisでは、外科医と臨床医が他の手術環境の音と映像をリアルタイムに共有することによる、専門家間のコラボレーションを支援します。Nexxisにより、他の場所の深刻な患者様の情報が、今居る手術室内から、安全かつ保護されたHIPPA準拠のゲートウェイを経由して、アクセスすることができます。

■システムのダウンタイムを低減

Nexxisは、技術スタッフが遠隔操作でモニタリングを行ったり、手術室のトラブル修理や技術的な問題解決を行う為の総合的なツールを提供します。手術室のセットアップ、メンテナンス、アップデートは手術室に入ることなく可能になります。これにより手術室のダウンタイムを大幅に低減することができます。また、NexxisはIPベースであることにより、手術室のセットアップには1種類のネットワークケーブルだけを使用しますので、ケーブルの散乱や、手術室のセットアップに時間がかかる問題が改善されます。

■統合への鍵

NexxisはIPストリームのビデオとデータのエンコ-ド、デコード用の専用アダプターで構成されています。これらのアダプターが現行機器や古い機器との接続をすべて行います。自動機器検知機能で手動による機器の検知は不要になっています。ソリューションの中枢はNexxisマネジメントシステム(セットアップを行い、IPストリーム経由のビデオの管理、監視を実行)でユーザーインターフェイスに簡単に統合ができます。ソフトウェアは安全な画像配信環境を提供し、医療スタッフがマウスのシングルタッチでビデオ、オーディオ、を管理する手助けをします。

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