TEER死亡リスク予測のための簡明8項目スコアMitraScore
A Score to Assess Mortality After Percutaneous Mitral Valve Repair
背景
経カテーテルEdge-to-Edge僧帽弁修復術(TEER)が広く行われるようになったが、無効・死亡例も目立っている。スペインHospital Alvaro CunqueiroのRaposeiras-Roubinらは、2012〜2020年にTEERを受けた患者1,119名のデータに基づき、死亡リスク予測スコアMitraScoreを開発した。
結論
フォローアップ中死亡の独立予測因子を8つ特定した:75歳以上・貧血・GFR<60 mL/min/1.73 m2>・LVEF<40%・末梢動脈疾患・COPD・利尿薬高用量・RAA系阻害薬不使用。MitraScoreを各独立予測子に1ポイントを割り当てて定義した場合、c統計量は0.70であった。MitraScoreの1ポイント増ごとに、死亡の相対リスクは55%増加した。同スコアはEuroSCORE II(c-statistic 0.61)・Society of Thoracic Surgeons score(c-statistic 0.57)より優れていた。MitraScoreは検証コホートでも適切なパフォーマンスを維持した(c-statistic0.66)。スコアはまた、心不全再入院を予測し、臨床的改善の確率と相関した。
評価
TEERは1年生存率〜50%という手技であり、患者トリアージが未だ不十分であることは明らかである。重要な主題に関し、簡単明瞭なスコアを提案した。


