海外ジャーナルレビュー : 「その他」

アストラゼネカ社COVID-19ワクチンは南アフリカB.1.351バリアントに著効なし
Efficacy of the ChAdOx1 nCoV-19 Covid-19 Vaccine against the B.1.351 Variant [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:その他
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:May 2021
巻:384
開始ページ:1885
【背景】
NEJMは、COVID-19ワクチンのSARS-CoV-2「南アフリカ」バリアントB.1.351(501Y.V2)に対する効果検証報告2論文を併載している。南アフリカUniversity of the WitwatersrandのMadhiら(NGS-SA Group, Wits-VIDA COVID)のものは、Astrazeneca社ChAdOx1 nCoV-19ワクチン(AZD1222)の安全性・有効性をHIV 陰性成人2,026名で検証したものである(対照:プラセボ)。一次エンドポイントは、2回目接種14日以後における有症状COVID-19感染である。
【結論】
AZD1222ワクチンの一次エンドポイント効果を認めたが、有効率は21.9%であった。罹患者の95.1%はB.1.351バリアントによるもので、同株に対するワクチン有効率は10.4%であった。重篤有害事象発現率に差はなかった。
【評価】
NEJM併載論文は、「第3のワクチン」Novavaxナノ粒子ワクチンに関するものだが、「B.1.351バリアントにも一応有効」と報告している(https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2103055)。AZD1222は当初「本命」と見られていたものだが、意外な結果となってきている。しかし、諸ワクチンの諸バリアントへの効果に関する情報は未だ錯綜している。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)
The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)
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