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カテゴリー: | その他 |
ジャーナル名: | The New England Journal of Medicine |
年月: | July 2020 |
巻: | 383 |
開始ページ: | 109 |
【背景】
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の約10%を占める遺伝型の約20%は、SOD1変異に起因する。Washington UniversityのMillerらは、同疾患成人患者50名を対象として、新規アンチセンス薬tofersen(SOD1mRNAを分解)の髄腔内投与の効果・安全性を検討する第1/2相試験を行った。
【結論】
同薬最大用量投与によるCSF内SOD1濃度の減少を認めた。患者中1名が肺塞栓症で、1名が呼吸不全で死亡した(プラセボ群で1名死亡)。
【評価】
全体評価としては忍容性はよい、ということである。臨床効果をみる第3相が期待される。