海外ジャーナルレビュー : 「その他」

人工甘味飲料は脳卒中・認知症のリスクを3倍増させる
Sugar- and Artificially Sweetened Beverages and the Risks of Incident Stroke and Dementia: A Prospective Cohort Study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:その他
ジャーナル名:Stroke
年月:April 2017
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
欧米で、砂糖税の導入にみられるように砂糖・人工甘味料の健康影響への関心が高まっている。Boston UniversityのPaseらは、Framingham Heart Study Offspringのデータを基に、甘味飲料水摂取量と脳卒中・認知症発症の関連を検討した(脳卒中:n=2,888、認知症:n=1,484)。
【結論】
諸因子調整後、人工甘味料入り清涼飲料水の消費は、虚血性脳卒中(HR:2.96)・アルツハイマー型認知症(HR:2.89)のリスク増と関連した。他方、砂糖入り飲料水では、この関連は見出されなかった。
【評価】
毎日一缶以上飲む人の脳リスクが3倍になる、という衝撃的なデータで、メディアにも取りあげられている。著者らは、「砂糖なら安全、と言っているわけではない」としている。一方、NHS Choicesは非常に批判的な論評を発表しており(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmedhealth/behindtheheadlines/news/2017-04-21-reported-link-between-diet-drinks-and-dementia-and-stroke-is-weak/)、問題化は必至である。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)
The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)
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