海外ジャーナルレビュー : 「整形外科・理学療法」

10分の中強度ランニングは気分を前向きにブーストする
Benefit of human moderate running boosting mood and executive function coinciding with bilateral prefrontal activation [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:整形外科・理学療法
ジャーナル名:Scientific Reports
年月:November 2021
巻:11
開始ページ:22657
【背景】
運動がメンタルヘルスに好影響を及ぼすことは明らかだが、その多くが運動方法としてバイクを採用している。日本University of Tsukuba(筑波大学)のSoyaらは、健康な26名の被験者に休憩セッションと、負荷強度を50% Vo2 peakとして10分間のランニングセッション(トレッドミル)をランダムに行ってもらい、 CWST(Color-Word matching Stroop Task:前頭葉の注意や干渉の抑制機能を測定する)と、二次元気分尺度(Two-Dimensional Mood Scale:心理的覚醒度・快適度を測定する)、また、課題遂行中の機能的近赤外分光分析法(fNIRS)を用いて、中等強度の短時間ランニングが気分・実行機能・前頭前皮質(PFC)血行動態に与える影響を検討した。
【結論】
ランニングは覚醒度・快適度の亢進と有意に関連した。また、ストループテスト中の反応時間の短縮と両側PFC活性化がみられ、快適度・ストループテスト反応時間・左背外側PFCとの有意な関連が観察された。
【評価】
「10分走るだけでメンタルに好影響」を証明したとしてメディアで多く採り上げられている。直感的には当然だが、2012年のメタ解析(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22480735/)では短時間運動が認知機能に与える影響は小さいとしていた。世界的な追試による確定が期待される。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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