海外ジャーナルレビュー : 「整形外科・理学療法」

スポーツ関連脳震盪後の若者は早期に有酸素運動を
Early targeted heart rate aerobic exercise versus placebo stretching for sport-related concussion in adolescents: a randomised controlled trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:整形外科・理学療法
ジャーナル名:The Lancet Child & Adolescent Health
年月:September 2021
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
若者のスポーツによる脳震盪に、安静より早期有酸素運動が有効であるという見方がある。Jacobs School of Medicine and Biomedical SciencesのLeddyらは、118名の男女アスリートを対象としてこれを検証するRCTを行った。参加者(スポーツによる脳震盪後10日以内の13〜18歳)を、発症後4週間、1日最低20分の有酸素運動(Heart Rate Subsymptom Threshold Aerobic exercise)介入群とストレッチを行うコントロール群に割り付けた。一次アウトカムは、4週間後での臨床的回復(ベースライン症状・運動耐容能・身体所見)および脳震盪28日後での脳震盪後症候群症状の継続である。
【結論】
有酸素運動の一次アウトカム効果を認めた(回復中央値14日 vs. 19日;脳震盪後症候群発生リスク48%減)。有害事象の発生報告はなかった。
【評価】
同チームによる先行研究(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30715132/)を裏付け、脳震盪発生後に安静期間は不要であるという主張のエビデンスを強化した。心拍モニターを採用して客観性を高めたRCTである。有酸素運動量は個別化されていたが、著者らは、処方量以上の有酸素運動を継続しえた患者のアウトカムはより良好だったとしている。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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