海外ジャーナルレビュー : 「整形外科・理学療法」

ローテーターカフ障害へのPT指導下漸進的運動療法はPTによる1回の助言と大差なし:GRASP
Progressive exercise compared with best practice advice, with or without corticosteroid injection, for the treatment of patients with rotator cuff disorders (GRASP): a multicentre, pragmatic, 2×2 factorial, randomised controlled trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:整形外科・理学療法
ジャーナル名:The Lancet
年月:July 2021
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
腱板損傷(rotator cuff disorders)への漸進運動療法は理学療法士による1度のベストプラクティス指導より有効か。英University of OxfordのHopewell(GRASP)らは、18歳以上で6ヵ月以内に腱板損傷を発症した患者708名を対象としてこれを検証する多施設RCTを行った。患者を1:1:1:1の割合で漸進的運動療法群・単回ベストプラクティス指導群・ステロイド注射後漸進的運動療法群・ステロイド注射後ベストプラクティス指導群に割り付けた。一次アウトカムは12ヵ月でのSPADIスコアである。
【結論】
一次アウトカムに群間有意差は無く(調整平均差?0.66)、ステロイド注射にも群間有意差なかった(?1.11)。
【評価】
このテーマに関する最大のRCTである。錯綜している問題で、先行研究では専門的理学療法士による指導の有効性を報告している(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32816787/)。腱板損傷には早期の介入が必要であるとされているが(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29169668/)、最新のCochraneReviewは手術によるベネフィットを認めていない(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32816787/)。
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