海外ジャーナルレビュー : 「癌」

筋層浸潤性膀胱がんの術前GC療法にペムブロリズマブを追加する
Phase II Study of Gemcitabine and Split-Dose Cisplatin Plus Pembrolizumab as Neoadjuvant Therapy Before Radical Cystectomy in Patients With Muscle-Invasive Bladder Cancer [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:Journal of Clinical Oncology
年月:October 2021
巻:39
開始ページ:3140
【背景】
免疫チェックポイント阻害薬は膀胱がんに対して有効性を示しているが、根治的膀胱摘除術の術前治療における効果は? University of North CarolinaのRoseらは、根治的膀胱摘除術の対象となるT2-4aN0/XM0筋層浸潤性膀胱がん患者を対象に、ゲムシタビン+シスプラチン(GC療法)にペムブロリズマブを併用しその安全性・有効性を評価した(n=39)。
【結論】
最初の6名の後、毒性により投与スケジュールが変更された。患者は中央値4サイクルの治療を受け、辞退した一人を除き膀胱摘除術を受けた。56%が< pT2N0を、36%がpT0N0を達成した。有害事象として血小板減少症・貧血・好中球減少症・低マグネシウム血症が多く報告された。ペムブロリズマブに関連して1名がケトアシドーシスを伴う1型糖尿病を発症したが、免疫関連有害事象によりステロイドを必要とした患者はいなかった。
【評価】
GC療法へのペムブロリズマブは安全で、歴史的対照群と比してダウンステージング率も改善された。周術期のGC療法単独と比較するランダム化試験が進行中である。
関連するメディカルオンライン文献


大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
おすすめ書籍:メディカルブックセンター
イヤーノート 2022 内科・外科編

イヤーノート 2022 内科・外科編
出版社: メディックメディア

26,400 円(税込)

BLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2020準拠

BLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2020準拠
出版社:株式会社シナジー

4,840 円(税込)

小児科診療 Vol.84 2021年増刊号 小児科 Decision Making

小児科診療 Vol.84 2021年増刊号 小児科 Decision Making
出版社:診断と治療社

9,900 円(税込)

最新 検査・画像診断事典 2021年4月増補版

最新 検査・画像診断事典 2021年4月増補版
出版社:医学通信社

3,080 円(税込)

高齢者糖尿病治療ガイド 2021

高齢者糖尿病治療ガイド 2021
出版社:文光堂

990 円(税込)

Medical Online English Site