海外ジャーナルレビュー : 「癌」

ニボルマブ・ペムブロリズマブに関連する神経合併症
Neurological Complications Associated With Anti-Programmed Death 1 (PD-1) Antibodies [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:JAMA Neurology
年月:October 2017
巻:74
開始ページ:1216
【背景】
抗PD-1抗体薬の使用が広がるにつれて、副作用に関する報告も蓄積されつつある。Mayo ClinicのKaoらは、抗PD-1モノクローナル抗体薬の承認後に同施設で治療を受けた全ての患者のデータから、抗PD-1療法における神経合併症の頻度・臨床スペクトル・治療アプローチを調査した(n=347)。
【結論】
ペムブロリズマブ・ニボルマブ治療を受けた患者の2.9%が、神経合併症を亜急性発症した。神経合併症は中央値5.5サイクル後に発生、筋疾患が2例、各種の末梢神経障害が4例、小脳性運動失調・自己免疫性網膜症・両側核間性眼筋麻痺・頭痛が各1例であり、mRSスコアの中央値は2.5であった。7名で抗PD-1療法が中止された。治療アプローチとしてはコルチコステロイド・免疫グロブリン静注・血漿交換が行われ、9名で症状が改善した。壊死性筋疾患の1名が死亡した。
【評価】
以前の報告とも一致して(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27084345)、抗PD-1療法を受ける患者では稀ながら多様な神経合併症があった。PD-1阻害剤による免疫関連有害事象の詳細を明らかにするためにはさらなる研究を要する。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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