海外ジャーナルレビュー : 「癌」

大腸内視鏡による大腸がん検診:最初のRCTの最初の報告
Population-Based Colonoscopy Screening for Colorectal Cancer: A Randomized Clinical Trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:JAMA Internal Medicine
年月:July 2016
巻:176
開始ページ:894
【背景】
大腸内視鏡検査を用いた大腸がん検診のパフォーマンス・有効性を検証したランダム化試験は存在しない。ノルウェーUniversity of OsloのBretthauerら(NordICC)は、ヨーロッパ4ヶ国の55-64歳、平均リスク集団で、大腸内視鏡検診と検診なしを比較するRCTを行った(n=94,959)。
【結論】
参加率はノルウェーの60.7%からオランダの22.9%まで幅があった(全体40.0%)。盲腸到達率は97.2%で、77.4%は鎮静を受けなかった。穿孔やポリープ切除に関連する腹壁火傷・出血は稀であった。0.5%が大腸がん、30.7%が腺腫と診断された一方、パフォーマンスは内視鏡医により異なった。中・重度の腹痛は、通常送気16.7%・炭酸ガス送気4.2%であった。
【評価】
大腸内視鏡検診は多くの場合、鎮静なしに可能で、炭酸ガス送気を用いることで腹痛も抑制できたが、参加率の大きな差や内視鏡医ごとのパフォーマンスのばらつきも明らかになった。この試験の一次エンドポイントである大腸がん罹患率・死亡率についての中間解析は10年目に予定されている。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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