海外ジャーナルレビュー : 「看護・母子医学」

世界の乳幼児死亡率:GBD 2019研究
Global, regional, and national progress towards Sustainable Development Goal 3.2 for neonatal and child health: all-cause and cause-specific mortality findings from the Global Burden of Disease Study 2019 [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護・母子医学
ジャーナル名:The Lancet
年月:September
巻:398
開始ページ:870
【背景】
SDGs 3.2は、すべての国が2030年までに新生児死亡率(NMR)を出生1,000対12に、5歳未満死亡率(U5MR)を出生1,000対25未満に減らすことを目標としているが、COVID-19の影響を考慮したシナリオは。GBD(世界疾病負荷研究) 2019 Under-5 Mortality Collaboratorsは、204の国と地域を対象にNMRとU5MRを集計し、2030年のシナリオを示した。
【結論】
世界のU5MRは2000年から2019年に、出生1000対71.2から37.1に、NMRは1000対28から17.9に減少した。SDG3.2の閾値以下であった国と地域は、2019年ではU5MRで67%、NMRで65%となっており、標準シナリオでは、2030年にはU5MRで75%、NMRで68%の目標を達成できる。5歳未満の子どもの死亡数は2000年で合計で965万人、2019年で505万人で、これらの死亡者中新生児の割合は2000年の39%から2019年には48%に増加した。NMRとU5MRは、統計的に有意差はなかったが一般的に男児が女児より高かった。2019年の5歳未満の子どもの死因は、引き続き「新生児障害」がトップで、「下気道感染症」・「下痢性疾患」・「先天性出生異常」・「マラリア」が続いた。グローバル最適分析では、NMRは出生1000対0.80に、U5MRは出生1000対1.44に抑えられるとみられる。2019年には、5歳未満の子どもの死亡数が生存可能フロンティアより105万人多い187万人となった。
【評価】
新生児死亡は、204ヵ国のうち65ヵ国(32%)が主にサハラ以南アフリカと南アジアで、目標達成の目途はたっていない。また、COVID-19 パンデミックの世界的な乳幼児死亡へのインパクトに関する高信頼度の報告は未だないようである。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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