海外ジャーナルレビュー : 「看護・母子医学」

低出生体重児に出生直後から「カンガルーマザーケア」
Immediate “Kangaroo Mother Care” and Survival of Infants with Low Birth Weight [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護・母子医学
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:May 2021
巻:384
開始ページ:2028
【背景】
「カンガルーマザーケア」が広く推奨されているが、低出生体重児に対して出生直後から開始する安全性と有効性は。WHOのBahlらは、ガーナ・インド・マラウイ・ナイジェリア・タンザニアの5病院で、出生時体重1.0〜1.799kgの児3211名を対象とするRCTを行った。対照児は、状態が安定するまで保育器または放射加温器で従来ケアを受け、その後カンガルーマザーケアを受けた。一次アウトカムは、生後28日間の死亡と生後72時間以内の死亡である。
【結論】
カンガルーマザーケアの一次アウトカム有効性を認めた(28日以内死亡の相対リスク0.75;生後72時間以内死亡の相対リスク0.77)。有効性が明確となったため,試験は早期終結された。
【評価】
すでにWHOが推奨している原則で、RCTもあるが(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26303808/)、低体重児に生後直ぐに実行、という方針の有効性を示したのは初めてである。特に低資源国・環境でのインパクトは大きい。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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