海外ジャーナルレビュー : 「看護・母子医学」

妊娠中のSNRI・TCA抗うつ薬使用は妊娠糖尿病リスク
Antidepressant use during pregnancy and the risk of gestational diabetes mellitus: a nested case-control study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護・母子医学
ジャーナル名:BMJ Open
年月:August 2019
巻:9
開始ページ:e025908
【背景】
妊娠中の抗うつ薬使用の妊娠糖尿病(GDM)リスクは。カナダUniversity of MontrealのBerardらは、1998〜2015年の同国ケベック州妊娠コホートのデータを使用する症例対照研究をおこなった(妊娠20週以降のGDM20905症例と妊娠年齢マッチ209,050名)。一次アウトカム指標はGDM発症である。
【結論】
4.2%の妊婦が抗うつ薬を使用していた。抗うつ薬使用はGDMリスク増と関連した(aOR:1.19):特にベンラファキシンでaOR 1.27、アミトリプチリンでaOR 1.52であった。SNRI・三環系抗うつ薬(TCA)および2剤併用では、服用期間が長いほどGDMリスクが増した。SSRIはGDMと関連しなかった。
【評価】
妊娠中の抗うつ薬使用がGDMリスクを上げる、とした初めての大規模ケースコントロール研究である。SSRIがGDMリスクを上げないということには先行報告もあるが、同薬では低体重等のリスクが上がる(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16580283)。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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