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カテゴリー: | 看護・母子医学 |
ジャーナル名: | The Lancet |
年月: | October 2018 |
巻: | 392 |
開始ページ: | 1403 |
【背景】
痛風患者への看護師主導の痛風管理(個別化された情報提供、協働意思決定への参加促進、看護師による経過観察、血清尿酸値測定)は有効か。英国Nottingham UniversityのDohertyらは、過去12ヶ月間に痛風発作を経験した成人患者を看護師主導ケアとGP主導の通常ケアに割り付けるRCTを行った(n=517)。一次アウトカムは血清尿酸値を360μmol/L未満達成患者率である。
【結論】
看護師主導ケアの一次アウトカム優位が示された(95% vs. 30%、RR:3.18)。特に、高いアドヒアランスが達成できた。看護師主導ケアのQALYあたり費用は、2年間で5,066ポンドだった。
【評価】
フレアの頻度やQOLといった二次アウトカムでも優位性が示され、痛風のような慢性生活習慣病の外来管理が看護師で十分であることを示した。