|
カテゴリー: | 看護・母子医学 |
ジャーナル名: | Oncology Nursing Forum |
年月: | September 2018 |
巻: | 45 |
開始ページ: | 597 |
【背景】
経口抗がん剤(OAM)治療が近年増えているが、それは患者の家族介護者の生活にどのように影響を及ぼすのか、また自宅でのOAM管理に必要な支援とは。University of South FloridaのMarshallらは、米国中西部2施設でOAM治療中の患者家族を対象に調査およびフォーカスグループでのグループセッションをおこなった。
【結論】
OAM治療患者の家族介護者における特有のテーマは、利便性(通院および自己管理の便利、家族介護者の管理負担)、家庭での安全管理(曝露への懸念など)、財政的な心配、および医学的インパクト(投与量変更・治療中断等)であった。
【評価】
OAM治療患者の家族介護者の、治療の受け止め方についての初めての調査報告である。家族介護者を含むOAM治療患者に対する支援的看護介入の研究は非常に少ない(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26210162 など)。