海外ジャーナルレビュー : 「看護・母子医学」

経腸か経静脈か:重症ショック患者への第一選択栄養経路は未決?
Enteral versus parenteral early nutrition in ventilated adults with shock: a randomised, controlled, multicentre, open-label, parallel-group study (NUTRIREA-2) [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護・母子医学
ジャーナル名:The Lancet
年月:November 2017
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
ショック・人工換気中患者の栄養管理法には議論が多く、初期第一選択ルートが経腸か非経腸かという基本問題にも未だ結論がない。仏CHU de NantesのReignierらは、患者2,410名を対象とするRCTを行った。一次エンドポイントは18日死亡率である。
【結論】
28日目までに等カロリー経腸栄養群で37%、等カロリー経静脈栄養群で35%の患者が死亡し、有意差はなかった。感染症発症率にも差はなかったが、経腸群では、嘔吐(HR:1.89)・下痢(1.20)・腸虚血(3.84)・偽性大腸閉塞(3.7)の発生率が高かった。
【評価】
最近の見方を代表するNEJMレビューはやや経腸に傾いたとみられる議論だったが(http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMra1304623)、ここでの結果はそれをやや逆に振らせるものとなった。最終結論は遠そうである。
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