海外ジャーナルレビュー : 「看護・母子医学」

身体への羞恥心が乳がん患者の身体活動を阻害する
Body-Related Shame and Guilt Predict Physical Activity in Breast Cancer Survivors Over Time [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護・母子医学
ジャーナル名:Oncology Nursing Forum
年月:July 2017
巻:44
開始ページ:465
【背景】
乳がん(BC)患者に積極的運動が推奨されるようになってきているが、身体に関連する自己意識的な感情は、健康行動に影響するのか。カナダConcordia UniversityのCastonguayらは、身体に関連する羞恥心・罪悪感がBC患者の中高強度身体活動(MVPA)の予測因子となり得るのか評価し、この関連に介在する動機付けの調整(motivational regulations)を検討する前向研究を行なった(n=149;30〜79歳、ステージI〜II、一次治療完了)。ベースライン時に、身体に関連する羞恥心・罪悪感(Weight- and Body-Related Shame and Guilt [WEB-SG] scale)、動機付け調整、MVPA(自己報告)を測定し、6ヶ月後にMVPAを再度評価した。
【結論】
羞恥心は、低MVPAレベルおよび外的・内的・自律的な動機付け調整に関連していた。罪悪感は、高MVPAレベルと、内的・自律的な動機付け調整と関連していた。間接的効果は、自律的調整を介して羞恥心・罪悪感・MVPAをリンクさせていた。羞恥心だけがMVPAの6ヶ月間変化の有意な予測因子であった。
【評価】
BC患者のボディ・イメージと感情に関する研究は多いが、身体活動への影響を評価した研究は初めてとみられる。羞恥心を克服することで身体活動ができるようになる、という常識を確認した。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

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