海外ジャーナルレビュー : 「看護・母子医学」

看護師のための腫瘍電場治療(Tumor Treating Fields)レビュー
Efficacy and Safety of Treating Glioblastoma With Tumor-Treating Fields Therapy [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護・母子医学
ジャーナル名:Clinical Journal of Oncology Nursing
年月:October 2016
巻:20
開始ページ:S9
【背景】
膠芽腫(GBM)患者に対して、交流電場を形成して腫瘍細胞の分裂を阻害する腫瘍電場治療(Tumor Treating Fields: TTF)が、2015年にFDA承認された。Providence Saint John's Health CenterのSariaらは、看護師のためにTTFによるGBM治療の有効性・安全性に関する前臨床・臨床試験をレビューしている。
【結論】
TMZ(テモゾロマイド)治療へのTTF追加は、最小毒性でOS・PFSを延長する、患者にとって非侵襲的な治療オプションである。すでに次世代のより使いやすいデバイスが開発されており、また、より低悪性度の脳腫瘍や他の固形癌への使用拡張も試みられている。TTFの毎日の最適継続時間は18時間を超えるため、がん看護師は、TTFへの適切なアドヒアランスを患者と介護者に教育する重要な役割を果たす。デバイスの有効性・安全性についての臨床的エビデンスを患者とディスカッションし、装脱着トレーニングを助けることに加えて、看護師は治療コンプライアンスと有効性との相関関係を強調する必要がある。
【評価】
日本でも使用可能な注目のデバイス(TTFオプチューン)で、生存期間が従来治療の15ヶ月から5ヶ月ほど延びる。ただし、年間2,000万円近くかかり、保険は効かない。どの程度普及するかは不明である。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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