海外ジャーナルレビュー : 「看護・母子医学」

親が自閉症児の治療に早期参加するPACTは有効
Parent-mediated social communication therapy for young children with autism (PACT): long-term follow-up of a randomised controlled trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護・母子医学
ジャーナル名:The Lancet
年月:November 2016
巻:388
開始ページ:2501
【背景】
親が就学前早期に自閉症児の社会的コミュニケーションを助ける介入プログラムが、児らの7〜11歳時点での重症度低減に有効であることが示された。英国University of ManchesterのGreenらによる、2〜4歳のコアな自閉症児を対象とするPreschool Autism Communication Trial(PACT)の有効性を検討するRCTの治療後6年後のフォローアップ分析結果である(n=152)。自閉症の重症度は、Autism Diagnostic Observation Schedule(ADOS)からcomparative severity score(CSS)で評価した(1〜10点、10が最重症)。
【結論】
2〜5歳の開始時には両群は同様のADOS CSSスコアを有しており、フォローアップ時点で児らの平均年齢は10.5歳であった。介入群の平均スコアは7.3で46%が重症レンジ内にあり、対照群の平均スコアは7.8で63%が重症であった。言語能に両群の差は見られなかった。
【評価】
注意深い観察を長期間続けて親による早期介入の有効性を示したランドマーク研究である(方法の詳細はhttp://www.autism.org.uk/~/media/NAS/Professionals/Conferences/Jonathan%20Green%20article%20revised.ashx)。フォローアップはさらに続いていく。現時点では、重症度軽減は確実となったが治癒を導くものとは見られていない。
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