海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

新規デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬tirzepatide、セマグルチドへの非劣性を示す
Tirzepatide versus Semaglutide Once Weekly in Patients with Type 2 Diabetes [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:New England Journal of Medicine
年月:June 2021
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
Tirzepatideは、新規デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬である。National Research InstituteのFriasら(SURPASS-2)は、2型糖尿病(T2D)患者1,879名を対象として、同薬3用量の効果・安全性をセマグルチドと比較する第3相非盲化試験を行った。一次アウトカムは、ベースライン以後40週までのHbA1cの平均変化量である。
【結論】
Tirzepatideの一次アウトカム非劣性を認めた(群間差:-0.15%ポイント、-0.39%ポイント、-0.45%)であった。体重減少はtirzepatideが有意に優った。最も一般的な有害事象は両群で軽〜中等度の胃腸障害であり、重篤有害事象はtirzepatide群の5?7%、セマグルチド群の3%で報告された。
【評価】
プラセボへの優位を示したユニークな新薬(https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)01324-6/fulltext)が、同様の投与法の選択的GLP-1RAに比肩しうる効果も示した。著者らは減量効果を強調している。Insulin glargineと比較するThe SURPASS-4 、心血管高リスク患者への効果をみる SURPASS-CVOT も進行中であり、さらなる差別化がみられるかどうかが注目される。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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