海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

Harvard Chanの「判決」は:「長寿のために毎日果物2サービング、野菜3サービング」
Fruit and Vegetable Intake and Mortality: Results From 2 Prospective Cohort Studies of US Men and Women and a Meta-Analysis of 26 Cohort Studies [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:Circulation
年月:March 2021
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
長寿のための「5 A DAY」(1日5サービングの野菜果物を食べる)という健康メッセージがあるが、最適ミックスは。Harvard T. H. Chan School of Public HealthのWangらは、Nurses' Health Study、Health Professionals Follow-Up Studyのデータを分析し、さらに既存26のコホート研究をプール化解析した(総データ約210万人)。
【結論】
1日果物2サービング・野菜3サービングの摂取は寿命延長と関連し、果物3・野菜2を含む約5サービングの野菜・果物摂取で死亡リスクが最も低くなったが、5サービング以上の摂取は追加利益と関連しなかった。2サービングと比較した場合の、1日5サービングの果物・野菜摂取のハザード比は、全原因死亡0.87・CVD罹患0.88・がん罹患0.90・呼吸器疾患罹患0.65であった。エンドウ豆・トウモロコシ等でんぷん質の野菜、フルーツジュース・ジャガイモは、全原因・特定慢性疾患死亡リスクの低減と関連しなかった。ほうれん草・レタス・ケール等の葉物野菜や柑橘系果物・ベリー・ニンジン等、ベータカロチンやビタミンCが豊富な果物・野菜は効果が高かった。
【評価】
この分野で最も信頼のあるHarvard Chanの「判決」であり、多くのメディアに採り上げられている。総合的には安全・確実なアドバイスとみられるが、アジア人と欧米人との間には違いのある可能性もある。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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