海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

Harvard Chan疫学のメッセージは、「赤身肉を植物性タンパクに替えよう」
Red meat intake and risk of coronary heart disease among US men: prospective cohort study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:British Medical Journal
年月:December 2020
巻:371
開始ページ:m4141
【背景】
加工・未加工赤身肉の冠性心疾患(CHD)リスクに関し多くの研究があるが、他タンパク源との置換効果は。Harvard TH Chan School of Public HealthのWillettらは、ベースラインで心血管疾患・癌のないHealth Professionals Follow-Up Study登録男性(n=43,272)を対象として、総CHD(急性非致死的心筋梗塞・致死的CHD)発生と赤身肉・植物性タンパク質摂取の関連を検討する前向コホート研究を行なった。
【結論】
1,023,872人年中、CHDイベントは4,456件発生した。多変数調整後、全赤身肉・非加工赤身肉・加工赤身肉の摂取は、中等度のCHDリスク増と関連した(1日/1食増加のHRは、全赤身肉1.12、非加工赤身肉1.11、加工赤身肉1.15)。1日1食の植物性タンパク源(ナッツ・豆科植物・大豆)摂取増は、全赤身肉・非加工赤身肉・加工赤身肉に対するHR各0.86・0.87・0.83減と関連した。全赤身肉を全粒粉と乳製品と、また加工赤身肉を卵と置き換えることでもCHDリスクは低下した。
【評価】
定評のあるHarvard Chan疫学の長期大規模コホート研究である。「ともかく赤身肉を植物性タンパクに替えよう」という強いメッセージを世界に送っている。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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